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中学・高校までの教育費


    幼稚園 小学校 中学校 高校
平成18年度 公立
251,324
334,134
471,752
520,503
  私立
538,406
1,373,184
1,269,391
1,045,234
平成16年度 公立
238,178
314,161
468,773
516,331
  私立
509,419
未調査
1,274768
1,034,689
平成10年度 公立
243,893
302,019
439,522
515,605
  私立
496,451
未調査
1,228,145
1,010,125

私立の小学校の授業料は、平成18年度に初めて調査されました。また、平成18年度の調査では、家庭の年間収入の調査も実施されました。

参考資料:子どもの学習費調査(文部科学省)


上に上げたデータは、文部科学省の「子どもの学習費調査」から「学習費総額」を引用したものです。

平成18年度は、私立中学校を除いたすべてが平成16年度より上昇しています。
公立と私立との比較では、平成18年度に初めて公表された私立小学校が公立小学校の約4倍と言うのがあらためてすごいなと感じさせられました。本当のお金持ちというのは、子供を小学校から私立に行かせられる家庭なのかもしれません。

この調査には、公立の学校に通った場合とか私立の学校だけで高校までいった場合とかの比較数字も掲載されています。
その資料によると、子供をすべて公立に行かせた場合、¥5 , 7 0 9 , 1 7 7、すべて私立の場合、¥1 6 , 7 8 3 , 8 1 6となっています。その比較は約3倍です。
また、最近流行の小学校だけは公立で幼稚園は私立、中学校と高校は中高一貫校で私立というパターンですとかかる金額は、¥1 0 , 5 4 6 , 5 5 9となっています。
高校を卒業して大学、それもそこそこの大学に行くことを考えると、中等教育を済ませるだけで高級車を買い替えることができるくらいのお金が必要ということになるようです。

平成10年度と平成16年度とでは、平成16年の方が少し高くなっていますが、あまり金額に差は無いようです。学習費総額の中には、学校外活動費の中の補助学習費という項目で、家庭教師や塾の金額も含まれていてある意味子育てにかかるお金で食費などを除いた部分のかなりの項目を含んでいる感じがします。

しかし、それでも、大学受験を控えた高校3年の1年間には、わたしの実感として、これよりもっとお金がかかるように思えます。たとえば、平成16年度の私立高校生の学校教育費(通っている学校の授業料)は、¥769,458で、学校外活動費は、¥265,231となっていますが、受験前の1年は、わたしの個人的な経験からいって、塾の授業料だけで、70万以上かかったように記憶しています。生徒によっては、学習塾の授業料に100万以上かけていた人がいたことも確かです。

それに、最近では、中学受験が相当ブームになっているため、公立の小学校に通っている人でも、お受験を控えた子供と公立に進むことを考えている子供とでは、お金のかかり方がかなり違ってきていると思います。

また、金額は、年間の金額です。したがって、たとえば、高校ですと、私立の場合、1,034,689円×3年で、3,104,067円かかるということになります。

では、高校を出るまでに公立と私立でそれぞれいくらくらいかかるかをみると(私立小学校の数字は別データからの推定です)、

    幼稚園 小学校 中学校 高校 合計
平成16年度 公立
238,178×2=
476,356
314,161×6=
1,884,966
468,773×3=
1,406,319
516,331×3=
1,548,993
5,316,634
  私立
509,419×2=
1,018,838
未調査
(86万くらいを
想定)×6=
5,170,000
1,274768×3=
3,824,304
1,034,689×3=
3,104,067
13,117,209

全部公立でも、530万以上、全部私立なら、1300万を超える金額になります。

ちなみに我が家の場合、
私立幼稚園 → 公立小学校 → 中高一貫校 ときましたので、高校卒業までに、9,832,175円教育費にかけたことになります。
このパターンって今の時代、結構多いパターンではないかと思います。普通のサラリーマンが、子ども一人を高校卒業させるのに、約1,000万円ってところでしょうか。


中高一貫校の授業料

私立中高一貫校の授業料の一部

学校名
(授業料のページ)
受験料 入学金 授業料
(諸費用含む)
初年度合計
学校法人 麻布学園
2007年度麻布中学校生徒募集要項
¥25,000 ¥320,000 ¥687,960 ¥1,032,960
学校法人開成学園
(中学入試募集要項、
高校入試募集要項)
¥25,000 ¥300,000 ¥738,200 ¥1,063,200
         
武蔵高等学校中学校
(2008年度生徒募集要項)
¥25,000 ¥400,000 ¥812,600 ¥1,237,600
         



2007年春の中学受験と中高一貫校ブームについて

大手学習塾の四谷大塚の推定によると、2007年の首都圏の中学受験者数は、52,000人を超え、過去最高になったようです。 首都圏とは、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の1都3県のことです。特に、東京都に限れば、受験率は、30%を超えたようです。

多くの親が、中学受験を選択する理由で一番大きなものは、ゆとり教育による学力低下からわが子を守ることでしょうが、戦後教育の中で生じた問題、校内暴力、いじめなどが公立の学校に蔓延していることも大事な理由だと思います。

2007年6月1日に、教育再生会議が、第2次報告、公教育再生に向けての提言を出しましたし、公立でも今年は、市立稲毛(千葉県)と市立浦和(埼玉県)が中高一貫校になりましたので、私立人気が続くかはなんともいえないのですが、少なくとも、現時点で、子どもの将来を考えたら、教育方針のしっかりした私立中高一貫校の受験をさせ、行かせるのがベストの選択ではないかと個人的には思っています。特に、私立の中高一貫校には、子供たちを6年間を通じて効率的に学習させるメソッドが長年の経験で蓄積されているという学習面のよさがあり、子供生活面や意識の面でも、周囲にレベルの高い生徒がいるというメリットがあります。
時々、私立の中高一貫校はお金持ちのがり勉タイプの生徒が多く、確率的だという意見を見ますが、最早そういったステロタイプ的な推測は捨てたほうがいいように思えます。あくまで我が家の体験でしかありませんが、私の子供が通っていた中高一貫校は、雑誌などでも取り上げられることの多い学校なのですが、生徒の家庭情況は千差万別、我が家のように貧乏な家庭もあれば、医者やパイロットなどの高級とりのこどももいました。我が家など、小遣いも少なく、子供も親には言わなくても肩身の狭い思いもしたかとは思うのですが、変にひねくれることも無く友達と付き合っていました。親同士の付き合いも変に気取った人もいなくてスムーズに行っていました。親の問題としては、むしろ最近話題になっている、モンスターペアレンツ、無理難題を吹っかける親が多いのは、公立ではないのでしょうか?

今の公教育の低落は、学習指導要領の変更によるゆとり教育の推進によってもたらされたといっていいと思うのですが、その流れを簡単に時系列的に並べると、

1992年 学習指導要領 学校週5日制(月1回のみ)
1995年 学校週5日制(月2回)
2002年 新学習指導要領の実施
「ゆとり教育」という言葉がクローズアップ
完全学校週5日制導
教育内容の3割削減
となります。

特に2002年の新指導要領の施行は学力低下の決定打で、公教育への不信はこれを境に多くなることはあっても減ることはありません。また、2002年以降のここ数年間は、かってのリストラという言葉が象徴していた中高年の不遇ではなく、格差、デジタルプア、ワーキングプア、下流社会など、若くても将来に希望の持てない社会ができてしまい、その将来に希望の持てない若者がゆとり教育の中で育てられた人たちであるため、それに気づいた親たちが、自分の子どもがそうならないようにと公立を避け、私立に向かったのが、最近のお受験ブームにいっそう拍車をかけているのではないかと思っています。

しかし、一方で、昨今の中学受験が一種のブームになっている側面も、否定できないようです。
中学受験を前提にした雑誌の創刊とか、新聞などのメディアのあおり、また、もともとお父さんが読むであろうことを想定したビジネス雑誌での中学受験の紹介記事など、これらが跋扈することに引きづられて子供に受験を強いる結果になっては、家族の関係にひびがはいります。いや、それどころか、新聞ネタになってしまう可能性すらある。

ただ、そうは言いながら、これもまた、私個人、我が家の実感でしかありませんが、中高一貫校へ子供を行かせてよかった。
このことに関してもそのうち・・・

参考資料 四谷大塚 入試情報センター 入試報告会配布資料
週刊誌 週刊エコノミスト、週刊東洋経済、アエラ、読売ウィークリー、サンデー毎日など

子どもを、どんな中学・高校へ行かせたいか

では、具体的にどの学校に人気があるかというと、「gooリサーチと読売ウイークリーによる共同企画調査」というのがインターネット上で見られますので、ぜひ、ご一読を。これは、読売ウィークリーの2007年3月18日号の「息子・娘を入れたい学校」という特集の元データのようです。(紙面もウェブ上のPDFファイルで見られます。)

この調査によると、地方では、公立伝統校の人気が根強いようですが、首都圏では、男子の場合、進学実績のある私立学校、女子の場合には、ブランド力のある大学付属の学校への人気が高いようです。

首都圏でも、特に東京都では、息子・娘を入れたい中学・高校の第1位〜5位までのうち、それぞれ国立が1つずつ入っているだけで、ほかは私立ばかりで、公立というのはない。
首都圏の東京都以外の3県(神奈川県、千葉県、埼玉県)のうち、神奈川は私立の人気が高いようですが、千葉と埼玉は、公立人気が高い。ただし、公立の人気が高いといっても、高いのは中高一貫校のようです。
千葉と埼玉の私立校で私が個人的に期待しているのは、埼玉の「浦和明の星女子」と千葉の「渋谷教育学園幕張」です。
「浦和明の星女子」の方は、新進の進学校ということで設備が素晴らしいというハード面で、一方「渋谷教育学園幕張」の方は、ユニークな校長とユニークな教育方針でしかも男女共学であるという、いわばソフトの面で期待しています。

そのうちに、これら人気校の学費を調べて掲載します。

お得な中学・高校

私立の中高一貫校は、いうまでも無く公立に比べて学費が高くなりますが、その中でも、偏差値が高い割りに授業料がほかより安い学校があります。
また、費用とは関係なく、入学時の偏差値は、それほど高くなくても、卒業時に高くなり、結果として有名大学への進学率が高くなる学校があります。

こうしたコストパフォーマンスの高い学校は、時々週刊誌などで紹介されていて、わたしの手元の「エコノミスト(2006/12/5)」とか「アエラ(2007/7/2)」にもそれぞれの視点から紹介されています。(ただし、そのデータをそのまま載せるのは、今のところ遠慮しておきます。図書館などで、バックナンバーをごらんになってください。
(ちょっとだけご紹介させていただきますと、かの、”早稲田実業”は、アエラの納得校で、男子女子ともに上位にきています)

また、ちょっと追加させていただきますと、エコノミスト(2006/12/5)の特集は、「これだけかかるー子どもを持っても、長生きしても大変」というもので、その中に、『「お得な学校」東の駒場東邦、西の智弁和歌山』という記事があり、初年度と中高6年間の納入金が安い私立中高一貫校の一覧があります。全部を掲載しては、せっかくお金をかけて作った会社に失礼ですので、10位、20位、30位の学校だけを挙げておきます。
  10位 江戸川学園取手(茨城県) 初年度納入金 ¥82.8万円
   20位 本郷(東京)          初年度納入金 ¥90.7万円
   30位 麻布(東京)          初年度納入金 ¥94.4万円
このデータは、大学通信作成の物のようです。

ちなみにこの大学通信のサイトには、「伸びている学校はここだ!」というページがあり、「学校としてこれから伸びる方向にあるのかどうかを判断」するのに最適なデータが公開されています。

(また、お得な制度としての特待生や学費免除に関しては、奨学金のページに書いていきます。)